MacOSXにおけるSafariダウングレードとWebKitの関連性について考察
一年以上放置しておりました・・・
最近仕事でMacを使うことがあり、システムのブラウザバージョン別の動作確認をする必要が出てきました。
使用するMacBook ProはOSX LionでSafari6.1がインストール済み。
これをSafari5.1にダウングレードしようかと思ったのですが、
こんな記事が気になりました。
http://questionbox.jp.msn.com/qa5970015.html
「ただし、Safari 5にアップデートした時点で、WebKitという、システムの一部がアップデートされており、これをバージョンダウンすることはできません。」
あれ?これまずくね?
ヘタすると再インストールしないとまずいかも。
再インストールするのは構わんのですが、
リカバリHDDから復旧する場合、インターネット接続環境が必要です。
しかし、多くの企業の場合、インターネット接続にプロキシ設定をしていると思います。
これが入ってるとうまく行かんのですよね・・・
あと証明書とかそのへんが入ってたりすると、それの正当性をもとめられたりと。
もちろん職場からの持ち出しは禁止。
非常にめんどいので、なんとか再インストールを回避する方向を調べましたw
結論から言うと、今回の場合、WebKitの問題は発生しません。
http://news.mynavi.jp/column/osxhack/039/によると、
「Safari v5.1.3までプライベートフレームワーク(/System/Library/PrivateFrameworks/WebKit2.framework)としてインストールされたものを利用してきたが、v5.1.4からは新たに設けられたステージドフレームワーク(/System/Library/StagedFrameworks/Safari/WebKit2.framework)にリンクが変更されている。」
というわけで、昔はWebKitを共有していたアプリ全体に影響が出ていたのですが、
5.1.4より、Safariが独自のフレームワークを使用することになったため、Safariバージョンアップによる
WebKitのバージョン引きずりは発生しなくなった模様。
実際、システムレポート>ソフトウェア>アプリケーションから確認すると、
Safari5.1.7インストール時のWebKitPluginHost(/System/Library/StagedFrameworks/Safari/WebKit.framework/WebKitPluginHost.app)の値は「7534]
Safari6.1.2インストール時のWebKitPluginHost(/System/Library/StagedFrameworks/Safari/WebKit.framework/WebKitPluginHost.app)の値は「7537]
両者のWebKitPluginHost(/System/Library/Frameworks/WebKit.framework/WebKitPluginHost.app)の値はどちらも「7534]
。
また、Safari6.1.2→Safari5.1.7へのダウングレードでWebKitPluginHost(/System/Library/StagedFrameworks/Safari/WebKit.framework/WebKitPluginHost.app)の値が「7534]に戻ることを確認。
とりあえず一安心かな・・・。
ちなみにダウングレード手順はこんな感じ。
sudo rm -rf /Applications/Safari.app
sudo rm -rf /System/Library/StagedFrameworks/Safari
sudo rm -rf /System/Library/PrivateFrameworks/Safari.framework
出展はコチラ。
つーか最近14万くらいすんのか。MacBook Pro。
Retinaじゃなくていいから会社から一台支給してくれないかな・・・